歴史と神話が交錯する大阪・河堀稲生神社の魅力

大阪市天王寺区にある河堀稲生神社は、伏見稲荷大社の村社として知られています。
ここでは、宇賀魂大神、崇峻天皇、素戔嗚尊/須佐之男命など、様々な神々が祀られています。


【祭神とご利益】
宇迦之御魂神は生産の神であり、五穀豊穣の神として崇められています。崇峻天皇は第32代天皇で、物部守屋との対立など歴史的なエピソードがつながっています。素戔嗚尊は嵐や暴風雨の神として知られ、厄除けや縁結び、安産の守護神として信仰を集めています。

 

【創建と由緒】
景行天皇の時代(270年〜309年)に遡る河堀稲生神社は、当初は昼ヶ丘と呼ばれ、稲生の神を祀ったと言われています。聖徳太子が四天王寺を建立する際に社殿が造営され、崇峻天皇を合祀して四天王寺七宮の一つとされました。

 

【所在地とアクセス】
河堀稲生神社は大阪市天王寺区大道3-7-3にあり、最寄り駅はJR大阪環状線の「寺田町」駅から徒歩約6分です。

 

【ポイント】
当社は聖徳太子が四天王寺の守護として定めた四天王寺七宮の一つであり、その歴史は古くから続いています。
延暦7年(788年)には、摂津太夫・和気清麻呂が農業振興と水害防止のための大規模土木事業を提案し、工事の安全を祈願したことが記録されています。この出来事を境に、地名が古保礼から河堀と改まったとされています。

河堀稲生神社は、歴史と神話が交錯する場所であり、商売繁盛や五穀豊穣、厄除けなど様々なご利益が期待できるパワースポットです。是非、訪れてみてはいかがでしょうか。